リアルとデジタルの読書がまじりあう夢の空間【ブックリスタより】



またも[ booklista ]【ブックリスタ】の話。

注;僕は別に、ブックリスタの宣伝をしているわけでもなく、
直接の関係者でもありません。ただの片想いです。

ブックリスタのHPに、こんなコーナーがある。
[ booklista ] 特別鼎談

今野社長、内沼晋太郎さん、幅允孝さんの対談。

流石にその分野のプロフェッショナルで、言葉の端々に深みがある。

三人共に、本の未来の話をされているが、
僕の個人的な思いと似通っている部分が多々あり興味深い。

幅さんは

「僕は今、電子書籍と言われてるものと紙の書籍の住み分けが上手く行っていない気がするんですね。
つまり、どっちが良い、悪いみたいな話になっている。
でも実際は個々の中で『ワールドサッカーダイジェスト』誌を読むときは電子で!
でも、『百年の孤独』はやっぱり紙で取っておきたいな、とか。
それはもちろん正解がないのだけれども、
それぞれの領分みたいなのをちゃんと踏まえたうえでの
アナウンスメントを実は誰もやっていないのが問題だと思っていたんです。

と仰っていて、
内沼さんも

紙の本の側は、これからどんどんプロダクト感を増していくというか、
端的にいうと”モノ”らしくなっていくと思うんですよね。
それは雑貨とか家具とか、お気に入りの道具みたいなものと同じ感覚です。
一方で、そうした”モノ”として持っておきたいという感覚を起こさないもの、
テキストが摂取できればいいというタイプのものは
どんどん電子で読めばいいということになっていく 。

と述べている。
この辺は本当に共感できる考えで、
そうなっていくべきと思う。
リアルとデジタルを両極端な分野と定義するのではなく、
その時々で各々の良さを活かしながら共存すればいい。

booklista【ブックリスタ】という会社自体に関しては、
電子書籍の配信プラットフォームを担う企業が、
オフィス自体は西粟倉の間伐材製品を使用し、
↓ニシアワー
ニシアワー ぐるぐる。めぐる。めぐるめく時間|nishihour.jp
そのエントランスに大量の本を置いているという。

『僕らは電子書籍を扱っているけど、紙の本の事も大切に思っています』
という思いをこうして目に見えて触れられる形にして、つまりは3D化して(笑)、お伝えすることができました。

(中略)

「紙であっても、電子書籍であっても、結局はその中身が重要ですよね。
僕らが一番大事にしていることです。それをどうやったら伝えられるかというところで、悩みました。
最初、お二人にお願いしたことは、会社のロビーだけど、ブックカフェにしてほしい、と。
電子書籍として楽しめるコンテンツの背景には、
これだけ広大で楽しい楽しい世界がある。それを常に心がけていることのアピールをしたかったんですね。」

このある意味正反対な要素を一つの企業が表現する意味を、内沼さん、幅さんが語っている。
お二人は言わずと知れた、本のプロフェッショナルで、
もしかしたら、電子書籍とは異なる真逆の世界にいてもおかしくない方たちではあるが、
こうしてbooklista のオフィス作りに協力しているのはきっと、
この会社が扱う電子書籍というものに、無機質ではない明るい未来を感じたからなのではないだろうか?
ビジネスとしてではなく、本に関わる文化を発展させるという大事業に共感したからではないだろうか?
と勝手に推測する。

さらには電子書籍のありかただけではなく、”勝手に”規定しているのが面白い。

幅「僕は最近、紙の本棚がだんだん体の延長みたいな風に今後なっていくだろうなって思ってるんです。
おそらく、電子化の波はどんどん広がっていくであろうから、逆に、
あえて紙に刷って本棚という手が届く場所に保有しておくということはつまり、
いつでも再生できるけど平気で忘れられるような、
外部記憶の保存装置みたいなものになっていくんじゃないかって思ってるんです。
僕なんかも読んだ端から平気でどんどん忘れて行っちゃうんだけれど、
なぜ忘れられるかっていうと、目の前にすでに見えてて、すぐ手が届く確かなものとしてそれがあるから。
電子書籍にはそれがないって言われているけれど、
あえてこういう本棚をつくることによって、
そのくらい強度のあるものを作っていきますよ!
というメッセージになるんではなかろうかと思っているんです。
実はこれを作ったことによってブックリスタは、
自分のハードルを上げてると思うんです(笑)。」

内沼「そうですね、ブックリスタっていう会社がこれだけの本の歴史を背負わなきゃいけない。
ちょっとそういうところはありますよね。

(中略)

これは複製技術の歴史の必然なんだけれど、
まさにその狭間で歴史をつくっている会社であるという宣言になっているというか。」

とか。

でも、まさにお二人が仰っている通り、
大きな大きな役割を持って

今野「いま電子書籍は始まったばかりなので、これからいくらでも変えていくことができる。
手触りが紙に近づくような技術が出てきたり、SFの世界のようにボワンと本が宙に浮きだしたりしてもおかしくない。
だから10年後、あのとき考えていたことが実現したねって言っていたいですね」

この夢を実現してほしい。

偉大なる方々のお言葉を借りながら
勝手に応援してみました。


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