先週のエントリーで、楽天koboやamazon Kindleが活性化して
日本の電子書籍界隈が面白くなってきたと書いた。↓
日本の電子書籍が面白くなってきた。KoboとかKindleとか。
こういう、新規参入とか抜本的な要因で業界を盛り上げることはもちろん重要なんだけれど、
そのほかにも既存企業や団体がしっかりと土台を固めることももちろん重要。
そんなことを考えていたら、このニュースが飛び込んできた。
ビットウェイと出版デジタル機構、「電子書籍配信システム」を協働構築
なんのこっちゃと思いきや、ビットっウェイがシステム屋さんとしてデジタル機構のお手伝いをしますと。
1stステップとして、出版デジタル機構専用の「電子書籍配信システム」を構築し、提供。
2ndステップとして、出版デジタル機構が保有する電子書籍コンテンツを、ビットウェイの電子書籍取次サービスでも取り扱い、コンテンツ資産の活用を促進し、電子書籍市場の拡大に貢献していきます。
だそうです。
出版デジタル機構っつーのが何者なのか?いまいち、というか何度説明読んでもピンとこないんだが、
そのよくわからんものにBitwayという電子書籍のパイオニアが参画するというのはなんとなく大きな期待を持つことが出来そうな気がしないでもないような…。
このビジネスの本質は、きっとある程度時間が経たないとよくわからないんだが…。
ちなみに、ライバル?のトゥ・ディファクトも先日多額の増資計画を発表したばかり。
ようやくビジネスとしてマネタイズの方向が見えてきたということなんだろうか?
ブックリスタに関しては、これまで4社(ソニー・凸版・KDDI・朝日新聞)のジョイントベンチャーという認識だったが、
上記のリリースに、紀伊国屋書店も参画と書いてある。
各社のブックリスタに対しての持ち株比率もここにきて変動している。
ブックリスタという日本電子出版界でキープレイヤーになるポテンシャルがある(と、僕が勝手に思っている)企業への関与度は今後重要になると思うんだがなぁ・・・。
で、さらには凸版系のBookliveが独自で端末を出すそうな。
BookLiveの電子書籍リーダー、EXPOに通い続けて3日目でついに触れた
これも気になるが、スペックなど詳細はまだ未発表。
と、どれも凸版系のニュースばかり集めてしまったが、
気になるのが、凸版系といいながらもすべて異なる企業のリリースになっていること。
制作、システム、配信、販売 まですべてに携われるポジションにいるので、
各社でシナジーを発揮しながら業界をリードしてほしい。
(凸版本体からは独立しちゃってもいいんじゃなかろうか?)
なんてことを思った日曜の昼下がり。
電子出版EXPO行きたかったなぁ。