本の探し方、選び方



人はどのように本を探し、どんな本をえらぶのか?
何が一番売れているか?じゃないんだよね。
”売れている本が売れる” という現象は、
もちろん、その本が圧倒的に万人受けする面白さを持っている
という事実もあるとは思うが、
何を買えばいいのかという選択のための指針が
どこにもみあたらないから、
安心という材料だけで買ってしまっているんじゃないだろうか?

「ランキング上位のもの」を読むという選択肢はあってもいいとは思う。
これは例えば、今世の中で何が流行っているのか?を知りたい人や、
単純に記号消費的に買う人もいるだろうし。
この考えとか選択指針を否定するつもりはない。

でも、やっぱり
読書の楽しみ方って、本来的には個人個人が各々
独自の指針を持っているべきもので、
そしてその指針の切り口は無限にあるはず。
例えば、
ジャンル(SFとか推理小説とか)という切り口もあるし、
特定の著者の大ファンで、その人の本ばっかり読むということもあるだろう。
もっと極端にいえば、ハードカバーの本しか読まん!という人もいるかもしれない。

本屋さんは規模の大小はあるにせよ、
基本的にはジャンルごとの陳列をすることが多い。
文芸コーナー、マンガコーナー、雑誌コーナー、絵本コーナー・・・。
で、この中で特に文芸・マンガは顕著なんだが、
なぜか出版社ごとに棚が分かれ、さらに著者というセグメントがされている。

昔から疑問なんだが、
なぜ出版社ごと という中セグメントがあるんだろう?
上に書いた、本選びの指針は多々あると思うが、
でも、講談社だから読みたい!とか、小学館だから読みたい!とかっていう
指針ってそもそも存在するんだろうか?

各出版社がものすごく独自性(カラー)を持っていて、
「○○に関する本が読みたい」

「だったら○○に強いA出版社じゃないと本がない」

とかっていう状況があるならまだわかるんだが、恐らくそうはなっていない。
(ある種の専門分野に特化した出版社は別だが)

そういう意味で言うと、やはり松丸書店のように、
テーマをもってコーナーを作るというセグメントがやはり理想なんだと思う。
「本には本籍地と現住所がある。」
という言葉を知った。
本籍地と言うのは、ISBNや出版社のようなこと。
現住所は、その本が置かれるべき場所と言ったところだろうか。
この、現住所は本屋さんの店員さんが決めることはあると思うが、
基本的には自由に置かれてしかるべきで、
いろんな電子書籍ストアや、ブクレコやブクペのようなサービスにある、
いわゆるMY本棚的なものが出てきたいま、
その人なりに現住所を規定することもできるようになった。

本のレコメンド機能は、今はシステマチックに、
一方的に勧められるものが多いが、
店員さんが個人の完成で作り上げた棚は、
店員さんと似たような趣味嗜好がある人にとっては
強大なレコメン機能を持つだろうし、
WEBサービス上のMY本棚的なモノも
メンターさえ見つかれば強力なレコメンになる。

今後、電子書籍でのレコメンは
ソーシャルでインタラクティブな機能が
さらに付加されると予想される。
これが進化することでこれまで以上に
本との出会いのチャンスは増えるんじゃなかろうか。
そんなみたいに期待したい。


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