電子書籍に代わる言葉




いまさらながら、電子書籍って言葉に違和感をかんじる。

定義としては、
電子化された書籍 なのか、
電子的な書籍?なのか?

語源は英語でいうところのe-bookなんだろうな。

似たようなところでかんがえてみよう。
英語でいうところのe-mail というものがある。
これは日本語では電子メール。
電子手紙とは言わない。
e-mail が出てきた頃のことはいざ知らず、今ではメールと言われている。
いつの間にかe-が取れている。
メールという言葉が手紙に変わって市民権を得たということか?

同じ流れで行けば、いずれe-book からもe- が取れてBookとなり、
日本語では電子が取れて書籍と呼ばれるのだろうか?
その時、印刷された本は何て呼ばれるんだろう?紙の本?
いや、本はきっと本って呼ばれていると思う。

メールと手紙の例だと、
手紙ではなくメールを使うことによるメリットは分かりやすかったし、
どう考えても便利になっている。
手紙のほうが優れている点は、
・手書きによるぬくもり(情緒的なベネフィット)
・消えない(物理的な保存性)
くらいかな。

日常で使うメールは箇条書きにしきれないほどのベネフィットをもたらした。
最大のベネフィットは何か?
一つだけ挙げるのは難しいが、強いていうならば、
「ネットワークに繋がって物理的な制約を取っ払ったこと」
なんじゃないかと思うわけです。
遠くにいる人にも瞬時に情報を伝達でき、ファイルを添付したり、多数の人に同時に発信できる。
そりゃ、実用面でも言葉の面でもマジョリティーになるわな。
ただ、決して手紙が駆逐されたわけではないということは忘れてはいけない。

この比較をe-book と電子書籍に置き換えるとどうなるだろう。
電子書籍がもたらすベネフィットは?
場所をとらないこと?
いろんな端末で読めること?

違うよな。
「電子的なアプリケーションと連動できること。」
読むためのアプリケーション、シェアするためのアプリケーションや、保存するためのアプリケーション。
さまざまなアプリケーションとネットワークを通じて連動できることが最大のベネフィット。

話を戻せば、電子書籍の定義は、
電子的にネットワークに繋がっている書籍
とすれば、まだすんなりと腹に落ちる。
単にスキャンして電子化したものや、DTPの応用で作られた本的なものではない。

電子書籍のど真ん中はあくまでコンテンツであり、本の体裁を電子化したものではない。

電子書籍に代わる言葉を敢えて開発するならば、、、
連動コンテンツ
とか、
ネットワークテキスト
とか?
唐突かな。

いずれにしても、今後電子書籍の普及のためには、
もはや本の代替として捉えるのではなくて、
コンテンツを中心に流通方法やコンテンツ自体の利用方法から考えるべき。

ページをめくるようなギミックや、紙の本をどうやって電子化するかといった議論はそろそろ
卒業して次のステージへ進む時期なんじゃないだろうか?


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