電子書籍のプロモーションと個人的な夢の話




先日のエントリで、最近リリースされていた事例に関して思うがままに書いてみた。

では、電子書籍に関してはどういう
コミュニケーション・プロモーションが
効くんだろう?

・・・の前に、従来の本(冊子)で
マーケティングらしいプロモーションって
みたことあるます?

新聞の新書広告と
パンダコレクションくらいしか正直思いつかない。。
従来の出版社の慣習で、
小売価格が固定されてしまっている手前、
きっと大規模な消費者プロモーションはやり辛いんだろうな。

正直、本にまつわるプロモーションで一番効いているのは、
たぶんビレバンの手書きPOPなんじゃないだろうかと思う。

じゃあ、なぜ手書きPOPが効くのか?

それは、本というものがそもそも、
「消費後の体験行動を完遂しない限り価値がわからないもの
だからだと思う。
要は、表紙や帯や背表紙のあらすじや、時にはレコメンで
本を買うか買わないかを決める場合が多いと思うんだが、
どんだけ慎重に検討しようが、その消費行動自体は
ある意味、ギャンブル的な要素が含まれている。
だって、読み終わって一息つくまでは
その本が自分にとって価値のあるものだったか?
面白いものだったか?
ってのはわからないから。

売上ランキングで上位だからって、
自分にとって面白いかどうかは別問題だし、
前に読んで面白かった著者の別の本を買ってみたら
対して面白くなかったってことだってあるし、
背表紙のあらすじを見て買ってみたものの、
それ以上でもそれ以下でもなかったり、、、。
そんな経験ありますよね?

じゃあ、消費者側は本を買うに当たって
何を知りたいか?

それは、
「それを読んだ人がどんな感想を持ったか?」
「それを読んだ人は、その本をどういう人に勧めたいか?」

なんじゃないだろうか?

どんな感想をもってどんな人に勧めたいかがわかれば、
その本は自分が読むべき本(読みたそうな本)かどうかの指針になる。

だからこそ、ビレバンの手書きPOPは効くんだ。
あんなにわかりやすく選択指針となっている
プロモーションないでしょ。
品揃え自体もマニアックなものも結構あるから、
ニッチでコアな読者には確実に刺さるように
設計されている。

では、本題。
電子書籍に関してはどんなプロモーションをすべき?

さぁ、わかりません。
かいておきながら、ノーアンサーです。
しいて言うなら、これまでとはちょっと切り口の違う
レコメンが重要なキーになると思う。
こないだのエントリーに書いた、↓
今更ながら、佐々木俊尚さん「電子書籍の衝撃」レビュー。 – たろすけの寝言的なブログ

>単に「この本を買った人は(別の)こんな本も買ってますよ」的なレコメンだったり、
>上っ面だけで似たような本の紹介を機械的にされても全く買う気は起きない。
>でも、ネットワークに繋がった電子書籍のレコメンでは、、、
>「いま、(趣味嗜好を切り口に)何処何処の誰々は○○という本を読んでますよと」
>教えてくれる。(ネットワークのリアルタイム性)
>その本を購入し、読みながらチャット的なコミュニケーションんが図れる。
>twitterのフォロワーのような関係性を築き、
>「次は何読みます?」とか「これの前は何読んでました?」とか、
>「あなたの友達は何読んでます?」とかっていうコミュニケーションができる。
>これが積み重なることで、機械的に勧められるレコメンではなくて、
>自ら情報を取りに行く新レコメンスタイルが生まれるんじゃないだろうか?
>
>自分好みの情報を自分が作り上げた圏域で循環させることで、
>売れ筋や新刊のようなパッケージされた本だけではなく、
>フラットな商品群を発生させることができ、
>結果として書き手にとっても読み手にとっても
>心地よい読書空間を作ることができる。

 

みたいなことで、読書体験の圏域を作り出すことが
電子書籍におけるプロモーションに効いてくる気がする。
(紙の本とは異なる、電子書籍ならではのネットワーク機能が
充分に拡充されたらの話だけど)

これって、考えれば考えるほどワクワクしてしまう。
だって、まだ成功事例なんかもちろんないし、
これから出来上がる市場だから、
これまでの手法ではないいろんなことが考えられる。
マーケティングだからって
広告代理店がノウハウ持っているわけではないし、
事業社側も手探りでタッチ&エラー繰り返すしかないし。
電子書籍ならではの手法も出てくるんだろうな。
こういう仕事に携わることが今の自分の夢です。


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