TEDオススメ:医療もビジネスも一番大事なことは一緒かもしれない。医師の手に込められたメッセージとは?




 

エイブラハム・バルギーズ:医師の手が持つ力 | Video on TED.com

さまざまな新技術が続々と登場する中、
これまで当たり前だったものが当たり前ではなくなってきている。
それは、良い意味でも、悪い意味でも。

温故知新という言葉があるが、
新しい技術やサービスが氾濫する中、
今一度、基本に立ち返ってみるのもいいかもしれない。

エイブラハム・バルギーズという
お医者さんが、現代のハイテク化した医療に対して
戸惑いとともに、軽い警鐘を鳴らしている。

まずは彼が語るストーリーを見てほしい。
実に様々な事例とともに
現代の便利で素晴らしい技術の盲点をついているように思える。

現代の医療は、患者に触れることなく診察が終わることもあり、
患者という存在は、デジタルデータに置き換えられ、
極端な話、会議室の中で診察が終えられてしまう場合もある。

しかし、医師が持つ最大の武器はPCでもI-Padでもなく、
「手」であると。
それは確かにそうかもしれない。
人が不安なとき、苦しいとき、つらいときに
もっとも頼りになるのは触れ合いであり、理論理屈ではない。
タッチセラピーという言葉もある通り、
子供が風邪をひいたときの特効薬は
お医者さんから処方される薬や注射ではなく、
母親の手の温もりだった。
現代の医療にその温もりは残っているだろうか?

彼が言うには、医者が患者を触って診察することは
ある種の古典的な儀式であると。
その儀式は、病を治すためのおまじないの儀式ではなく、
何かの節目にある儀式である。
その儀式に込められたメッセージ、
最後の一文が心にしみた。
「私はいつもここにいて、最後まで見届けます。
決して見捨てません。最後まで一緒です。」

人が健康や命を預ける意思がコンピューターではなく、
こういうメッセージを持って診察してくれるのは、
貴重なことになってしまうのかもしれない。
医療の進歩の方向はあっているのだろうか?
というそもそもの疑問を抱いた。

そして、このプレゼンに込められたメッセージは
必ずしも医療の世界に限ったことではなく、
ビジネスの現場においても同じことが出でるのではないだろうか?
メールで会話し、ストレージで資料を送り、クラウドで共有する。
確かに便利だし、効率的だが、
相手に対してメッセージを伝えなくてはならないタイミングにおいては、やはりFace to Faceで向き合うべきだろう。
「最後まで一緒にビジネスをやり遂げ、成功させましょう」
というメッセージとともに。

ちょっと前にこの本が話題になっていた。
「死ぬなら癌に限る。ただし、いっさい治療はしない」みたいな
激しいメッセージが書かれていたな。

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