【2017年2月5日追記】
人生の中で仕事を選ぶということは多く人が少なくとも1回は経験することだろう。
・今すぐじゃなくても、いつかはキャリアアップのために転職をしたい。
・大学3年生で、シューカツが差し迫っている。
・会社がいきなり倒産した、リストラされた
特に最近では、転職 というものが昔ほど特異なことではなくなりつつあり、
新卒で大きな会社に入れば定年まで何も考えずに働き通すということも少なくなっていくことだろう。
さて、そんな仕事選び という場面に直面した時、あなたはどのようにして仕事を選ぶのだろうか?
その判断基準は多種多様で、
- 給料が良いところ
- 伝統的で安定した大きな会社
- 自分のやりたいことを貫き通す起業
- リストラなどで背に腹替えられない仕事選び
- 自分の成長のためにキャリアアップできる環境
など、列挙し始めたらきりがない。
それこそ、十人十色の理由があるんだろう。
では、単純に企業との面接で必ず聞かれる「志望動機は?」の解は十分に用意できているだろうか?
会社を選ぶというアプローチもあれば、
業界で選ぶというアプローチもあるだろう。
職種(SE・営業・マーケティング)で選ぶということだってあるし、
将来やりたいことが出来そうかどうか?ということでも選べる。
正直、志望動機(その会社に行きたい理由)は1つではなく、さまざまな理由が折り重なって、
「この会社で働きたい!」という願望に変わるんだと思う。
”この会社で働きたい理由”をより説得力を持って伝えるには、漠然とした願望や希望だけではなく、しっかりとした理由が明確になっていなくてはならない。
では、この理由を形作るには、どんな軸で企業を探せばいいんだろうか?
僕はここで、3つの軸を紹介したい。
①生活軸
仕事は自分の人生でも多くの時間を費やす大切なモノ。
でも、やりがいや、キャリア以外にも、自分や家族の生活を支えるという、
ワークライフバランスの側面と、経済的な(要は給料)という側面も決して忘れてはいけない。
どんなにやりがいがあって、自分のキャリアに役に立つと思っていても、
月の残業が毎月200時間近くて、家族に会うこともできず、かつ給料がメチャクチャ安い となったら、その仕事はあなたにとって最適な職場ではないだろう。
仕事内容やキャリア形成といったカッコいい面ばかり考えてしまいがちだが、
生活軸は決してないがしろにしてはならない。
②過去~将来軸
これは言い換えれば、今まで自分が培ってきたキャリア(経験値)を活かしながら、
縦横へのキャリアを構築し、将来やりたい職種を目指すというもの。
会社を選ぶ という側面では、おそらくこの軸にのっとった志望動機が一般的なんだろうと思う。
たとえば、これまではメーカーの営業としてキャリアを築いてきたが、この経験を活かして、無形のものを売る(ソリューション営業)という営業としてのより幅広いキャリアアップをめざし、最終的には企業のマネタイズをすべて管理する営業のトップ、もしくは経営に携われるポジションに就きたい。
みたいなことがこの過去~未来軸にあたる。
- その会社のどのような仕事内容に興味を持ったのか?
- それはなぜ興味深いのか?
- その仕事に自分がジョインすれば、どんなメリットを企業に提供できるか?
といった観点で考えれば、最も真剣に考え抜かなくてはならない軸になるだろう。
③やりたいこと軸
僕は個人的には一番大事にすべきと思っている軸がこれ。
- 「俺は自分の人生を通じて何を成し遂げたいんだ?」
- 「俺の人生のゴールはなんだ?どうなりたいんだ?」
- 「何をしているとき、自分は一番キラキラしているか?」
こういくことを突き詰めた時の判断基準になる、いわば大黒柱のような軸だと思う。
経団連の会長になりたい。
世界を又にかけるグローバルビジネスマンになりたい。
自分で立ち上げた会社を上場させたい。
とか、これは軸というよりは、夢とか目標とか、そんな概念に近いかもしれないが、
逆に言うと、この軸がブレブレな限りは、どんなに魅力的な求人票が目の前にあったとしても、
その会社に行きたいのか、行きたくないのかの判断もできないだろう。
さらには、目の前にふと現れたチャンスに気づかずにスルーしてしまうことさえあるかもしれない。
だから個人的には、仕事選びよりももっと広い意味で、人生の目標を定め、そしてその手段として働き方を決め、それが実現できる環境として会社を選ぶ。というのが本当の意味での仕事選びの正攻法なんだと思う。
今回のエントリーは、仕事選びというニッチな観点で書いてはいるが、
上記の3つの軸は、人生を形作るうえでも重要な視点だと思う。
是非、この3つの軸で自分の長い人生を考え直してみてはいかがでしょうか?
2016年6月追記
いま、ぼくは採用担当も兼務しています。
転職活動で内定が出やすいコツをこちらのエントリーで、
書いています。こっちも是非ご覧ください。
転職やキャリアアップを考えた時、
世の中には僕らの背中を押してくれるたくさんの本があります。
でも、あまり教科書的な本や、著者の考えが押し付けられてしまうのもいかがなものかと思う。
結局は自分で考えて、自分で答えを出さなきゃいけない軸だからね。
だから、こういうライトな本を僕は個人的にはオススメします。