「結論から言え」は正解なのか?ジョブズは結論を最後に言っても人々を魅了した。その手法とは?





スティーブ・ジョブズはなぜ、あんなにも世の中の人たちを魅了し続けることが出来たのだろうか?

あなたがもしも、ジョブズのような強いリーダーになりたいと思ったら、
同じように振る舞うことが出来るだろうか?

ジョブズが作った、Appleという企業も、
最初から大ヒット製品があったわけでもないし、
最初から優秀な人材が集まっていたわけではないし、
あんなに魅力的だったわけでもない。

もちろん、そこには様々な偶然や奇跡もあったことだろう。
しかし、ジョブズ自身が会社の根幹をなす人材を集めたのも事実だし、
世界中の人たちに愛されたのも事実だ。

ジョブズは天才だった。
では、彼は何の天才だったのだろうか?

このブログでもたびたび登場する、
サイモン・シネックという人物がいる。

彼の名前をググってみると、ゴールデンサークルという
キーワードが同時に検索されている。
ゴールデンサークルとは一体何なのか?

詳しくは、このTEDを観ていただくのが一番早い。

そして、このTEDの原型にもなっている伝説の本があることをご存じだろうか?

■WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

TEDの中でも、ゴールデンサークルという概念は触れられているが、
時間の限られたプレゼンの中では、若干理解しづらい個所もある。

そのモヤモヤがこの本を読めばほとんど霧消する事だろう。

ゴールデンサークルを簡単に説明すると、
人に何かを説明するときなど、
Why⇒How⇒What の順で説明することで
人間は脳の奥から理解することが出来る。という理論のこと。

ジョブズはこの原則を知ってか知らずか、
常にこの順番でコミュニケーションを図っていた。
もはや伝説となっているジョブズの新商品発表プレゼンも然り。

僕はこの理屈には心底共感していて、
自分自身もプレゼンなどの場ではWhy⇒How⇒Whatの順番を強く意識していた。

しかし、一方で矛盾を感じることもあったのは事実だ。
それは、ビジネスの現場でよく言われる、「結論から言え」のパターン。

ここでいう、結論とは、ゴールデンサークルに当てはめると、
Whatのことなのだ。

人の心を揺さぶるにはWhyから、
ビジネスの現場ではWhatから。

そんなことがあるのだろうか…?

あるんです。
これ実は、前提が全く違うんですね。

結論から言う必要があるシーンというのは、
主に報告、連絡、相談(俗にいうホウレンソウ)であって、
今ある事象に対して自分の考えを述べる場合。

一方、Whyから始めなくてはならないシーンというのは、
文字通り、なぜ、それをやるのか(必要なのか)の説明が必要な、
世の中に新しい価値を提案するような場面。

コンサルが得意なフレームワークなんかは主に
前者の典型であり、
結論は●●です。なぜなら、×は××で、△は△△で、■は■■だからです。
のような帰納法に基づく考え方だろう。

しかし、コンサルタントが苦手な(?)、
新たな価値創造や、アイデアベースのプレゼンテーションの場合は、
後者、つまりWhy⇒How⇒Whatのほうがより説得力が高まる。
こちらはコンサルよりもむしろ、広告代理店や、マーケターのほうが
しっくりくる考え方なのかもしれない。

いずれにしても、コミュニケーションはテクニックのみで完結するわけではないので、
より相手に自分の考えを理解してもらうためにはどうするべきかを
直感的に判断しながら使い分けるのがベストだと思うが、
「結論が先!」も、ゴールデンサークルも万能ではないということは肝に銘じておこう。

しかし、ビジネスの現場では、盲目的に「結論から言え」が横行しているが、
別の考え方、しかも、世界中の人々をひきつけた偉人たちが
「結論が先」論とは異なるアプローチでコミュニケーションをとっていたということを
知っておいて損はないだろう。

是非、こちらの本を読んで、人々をひきつける伝え方を実践してみてください。

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