kindleと地震とフクシマの小さな小さな偶然





kindle
2012年12月7日。

色々な偶然が重なる日だった。

 

仕事中の17:30頃、職場で点けっぱなしになっていた

NHKでの政見放送。

みんなの党 党首の渡辺さんが話しているときだった。

 

急にあの恐ろしい、身の毛のよだつフレームが目に飛び込んできた。

「緊急地震速報!!」

周りのケータイが明らかに電話やメールを受信した時とは異なる音で

異常を告げる。


 

東北沖で強い地震発生。

 

誰もが全身を硬直させ、その時が来るのかどうか半信半疑になるホンの数秒間。

「きたっ!」

はじめはカタカタと、そしてその揺れは次第にガタガタと。

ものの数秒もすればゴゴゴゴッという空気の塊が軋むようなあの音に変わる。

 

2年前のあの震災がフラッシュバックするとともに、

「あ、政見放送って生じゃないんだよな」なんて呑気なことも脳裏に浮かぶ。

自分の身を守ることはもちろんだが、

やはり家にいる家族のことが何よりも気になる。

 

2年前のあの日以来、小さな地震であっても、揺れを感じたその瞬間に

スマホを手に取り、twitterのTLを見る習性がついた。

NHKよりもやはりtwitterの速報のほうが情報が早い。

 

タッチパネルに触れる指を本の数センチ下にずらすと

M7.4という数字が目に入る。

でかい地震だ。体感以上に大きなエネルギーを持った地震だった。

 

NHKではアナウンサーが必死に声を荒げる。

「大震災を思い出してください!津波が来ます。避難してください!」

通常のニュースを読んでいるときとは大違いの、

実に人間らしい呼びかけに、なんというか心打たれた。

 

このアナウンサーの呼びかけは、話題になりましたね。

「急いで逃げてください」3.11の教訓を活かしたNHKの報道

NHKの方針として、というか、人として

ちゃんと公共の場でああいう言葉を出せることにプロ根性をかんじた。

 

さて、何が偶然なのか。

今日、スマホにkindleアプリを入れて初めて

一冊読了した。

『フクシマ3.11の真実』

フクシマ3.11の真実
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未来を担う新市場が今、この国に立ち上がろうとしている。

その世界の末端で、電子書籍を読み切ったということ。

そして、くしくも、この本であったということ。

その日にまさか3.11を彷彿とさせる災害が起こったこと。

 

「なんだ、そんなことか」と思われるでしょう。

それで良いんです。

この小さな偶然が、もしも、仮に、

心に残ってしまうような大きな偶然になっていたとしたら。

今日、第2の3.11が起こらなかったことを幸せに思えばいいんです。

 

2年前のあのころ、誰かが言っていた。

「何万人もの命が失われる大きな災害が1回あったんじゃなくて、

1つの命が失われる災害が何万回も起こったんだ」

その意識でいよう。

忘れてはいけない。

大事なことだ。


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