日本で電書を根付かせるには??

アメリカは本格的に電書文化が根付いてきていると思う。

↓こんな記事も出ている。
>http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=3028

>米USA Today紙の週間ベストセラー作品リスト、50作品中42作品において電子書籍版が紙版の販売部数を上回る
>【編集部記事】米paidContent.orgの記事によると、クリスマス直後の米USA Today紙の週間ベストセラー作品リストの大半において、
>電子書籍の販売部数が紙版を上回っていることが確認されたとのこと。
> 記事によると、クリスマス直後の12月26日~1月1日の集計では、トップ50作品のうち42作品について電子書籍版が紙書籍版を販売部数>で上回っていることが判明したとこと。その翌週の1月2日~1月8日になるとその数は32作品に減ったが、昨年同時期に発生したクリスマ>ス電子書籍ブーム時のランキングと比較しても、米国内において電子書籍の普及度がかなり進んでいることがわかった。【hon.jp】

もちろん、クリスマス時期ということもあり、実際よりは多少盛られた数字になっているとは思うけど。

一方、日本の電書はなぜにこんなに盛り上がっていないのか?

この議論に関しては、さまざまなジャーナリストの方々や先生方がごもっともな記事を
たくさん書いてくださっているので、割愛。

個人的に思うことを書いてみる。

・日本語特有の縦書き表記や、ルビ、禁則などのフォーマット問題

当然、一員としてある。テクニカルな部分で乗り越えなくてはならない問題。
ただ、これに関しては、「全く無理っ」ということではなく、
従来の本(冊子)に似せようとした場合に問題になる話。
電書が普及しない理由の一番手にはならないと思う。

・日本特有の出版文化

これもある、再販制だの、著作(隣接)権だの、取次制だの。
でも、これも本(冊子)ありきで考えずに、
新しい文化を生み出そうとさまざまなステークホルダーが足並みを揃えれば、
いずれは突破できるんじゃないかと思っているし、そうなって欲しい。(切実に)

・コンテンツの数/種類

これも大きな問題だ。
買えない、探し辛い、そもそもない とか。
ただ、数が多けりゃ良いってものでもないし、
どうしても読みたけりゃ、本(冊子)で読めばいい。
そもそもの大きな勘違いとして、
本(冊子)か電書かの二者択一である必要は全くないということ。
本(冊子)のほうがいいコンテンツもあれば、
電書のほうが面白くなるコンテンツもある。

・既成概念に縛られてない?

上にも書いたけど、そもそも二者択一である必要はないのに、
「やっぱり本は紙でなきゃ」とか、「電子書籍なんて邪道だ」という声がよく聞こえる。
でもさ、、
そういう人の中で、同じコンテンツを本(冊子)と電書で読み比べたうえで、
紙がいいって言っている人はどれくらいいるんだろう?
すごーく保守的に、新しいものをなかなか受け入れずに、
なんとなく言っている人のほうが多いんじゃないだろうか?

また、電書は必ずしも「持ち運びしやすい本(的なもの)」である必要もなくて、
そもそも同じ役割ではないと思うんだよね。
じっくり読んで取っておきたいコンテンツは本(冊子)で購入すればいいし、
さーっと読んで頭に叩き込んでおきたいコンテンツは電書 で読むとか、
もしくは前にも書いたけど、
電書の一番の武器を「ネットワークにつながっていること」と規定すれば、
その先にあるインターネットサービスとの連携は本(冊子)では
絶対にできないことが電書ではできると思うんだ。
(この思いは↓に書いた)
電子書籍に欲しい機能

日本で電書が根付いていない理由は、
ほかにもいろいろあるとは思う。
でも、せっかく離陸しそうな新しい市場や
新しい文化?習慣? は
古くて固い考え方でつぶしてはいけない。

だからさ、
日本でもなんつーか、力技で電書を離陸させる必要があると思う。
きっと海外でも、amazonやkobo とかが、
どっかで「エイヤッ」って力技使ったんだと思うんだよね。
(例の、端末ただで配ったプロモーションもしかり)

日本でも、そろそろそういうことが必要なタイミングになっているんだと思う。

自分一人の思いや志だけでは実現できない夢だから、
日本版「エイヤッ」を心待ちにしよう。


amazon VS appleが相変わらず面白い。

Ebook2.0 Forumが更新された。↓
http://www.ebook2forum.com/2012/01/ibookauthor-and-apples-media-business-strategy/

さすがに内容が濃い。
今回はiBooks2の話。

先日のiBooks発表の翌日は
RSSがその話題一色に染まっていた。
まぁ、相変わらずappleの発表は事前に期待感を最大限に煽る工夫をしている。
発表前からちょっとずつネタがリークされ、
憶測とともにさらに期待感を高めるといういつもの手法(?)

でも今回の発表は正直想像以上だったのではないだろうか?

事前の憶測では”教育関連サービス”の発表ということはほぼ固まってはいたし、
実際に発表内容もその通りだったのだが、
そのサービス自体は決して教育向けとか、電子教科書なんていう範疇ではない。

誰でも簡単に電子書籍を作れるツールを用意しましたよ。
という内容に受け止められた。
個人で電子書籍を作れるサービスやツールなんてのは
amazonをはじめ、日本国内でも多々あっただろう。
でも、そこに”簡単に”というキーワードがつくと話は別だ。

従来のパブリッシング系のサービスは、
さまざまなチャネルで売ることを前提に開発されていたため、
販売にかかわるさまざまな面倒事(ISBN取得とか、価格設定のもろもろとか)があった。

しかし、今回appleがリリースしたサービスは、
売ることを前提としていないため、一連の作業が至極シンプルにされている。

なぜ売ることを前提としていないか?
その電書を、iBookstoreでしか提供できない用にしたから。
つまり、「作った電書を広めたいなら、iPadを買わせなさい」戦略をとったということ。

電子書籍ではapple VS amazonみたいな構図ができていたが、
全く逆のアプローチでシェアを取ろうとしているのが面白い。

amazonはデバイスをばら撒き、コンテンツによる収益化を目指した。
appleはコンテンツをばら撒き、デバイスによる収益化を目指そうとしている。

amazonは出版業界のど真ん中から裾野を広げようとしている。
appleは”教育”という1ジャンルを皮切りに、本丸を狙おうとしている。

これからこの戦争がどうなっていくのか?
そして、日本国内では相変わらず対岸の火事的に見守るのか?

面白いことになりそうな気がする。


電子書籍に欲しい機能

津田大介さんの「情報の呼吸法」っていう本を読みながら
電書の未来を妄想した。↓これ。

情報の呼吸法 (アイデアインク)
津田 大介
朝日出版社
売り上げランキング: 69,345

(本編の内容とはあまり関係ないけど・・・)

たとえば電車で(紙の)本を読んでいるとする。

ふと印象的な一文に出会った。
それを覚えておきたい時どうする?

カバンからメモを取り出してメモる?
写真撮る?
ページの端っこ折っておく?
指でなぞってEvernoteに突っ込む?

著者が参考にした文献や、おすすめの本が書いてある。
こんな時は?
カバンからメモを取り出してメモる?
写真撮る?
ページの端っこ折っておく?
指でなぞってamazonに飛ぶ?

ジャーナリストや有名人の引用名言があった。
こんな時は?
カバンからメモを取り出してメモる?
写真撮る?
ページの端っこ折っておく?
指でなぞってtwitterでフォローする?

さあ、読み終わったぞ。
どうする?
カバンにしまって寝る?
もう一度読み直す?
ブクレコにレビューを書く?
SNSで友達に勧める?

電書は何もリッチコンテンツ(動画や音声を組み込むとか)に進化する必要なんてなくて、
こういうさまざまな便利ツールと連携できるのがデジタルの最たる強みなのではないかと。

こんな読書スタイルを作り上げたい。


コミュニケーションツールとして

身の回りには様々なコミュニケーションツールがある。

メール
電話
SNS
ブログ
・・・

でも、一番大事なのはやっぱり
「対面で話すこと」何だと思う。

ツールはあくまで道具でしかなくて、
「対面で話すこと」が困難な時に補助的に使うもの。
・物理的に(距離・時間)難しい
・相手が多数いる(もしくは特定の“誰”ではない)
・エビデンスとして残しておきたい
とか。

んなこと今さら書くまでもなく分かっているつもりだし、
いろんなツールをある程度は使いこなしているつもりでもいる。

んじゃ、なぜこんなことをつらつら書いているのか?

従来のE-MAILではなく、SNSのメッセージや、
無料通話アプリなんかが、会社内でも使われるようになっていると何かで読んだ。

んーーー、それでいいのだろうか?
メールにはメールなりの良さがある。
宛先をTO,CC,BCCで分けられるってのは、
使いようによってはすごく便利だと思うんだ、。
だって、送信者側が、受信者側のポジションを規定できるから。
「あなたあてですよ」「参考までに読んどいてね」「こっそり送るよ」
一律に配信されるメッセージだとこんな便利な使い分けはできない。
あらゆる受け手が各々解釈する。
それはそれで、コミュニケーションツールの特徴の一つだとは思うけどね。

ツールによって様々な特徴があるが、
でも、基本を忘れずに、
「対面で話すこと」を常に心がけていたい。
デジタル化の波が押し寄せている今だからこそ。


こんな仕事がしたい!Vol.1

2012-01-11 22:55:00

敢えてVol. 1にしてみた。
改めて整理しなきゃ。

ラーメン屋みたいなこと。
自分でいいと思ったものを
自分で作って
自分の店で
自分でいいと思う方法で
世の中に送り出す。

別にラーメン屋になりたい訳ではない。
でも、こういうこと。

あとは、子供に誇れる仕事したいなぁ。