TEDオススメ:「後悔」に関する名プレゼン。後悔から得られる人生最大の気づきとは。





 

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キャスリン・シュルツ「後悔を後悔しない」 | Video on TED.com

最近で一番後悔したことってなんだろう?
おじいちゃんやおばあちゃんと
ちゃんと色んな話をできていないことかな。

タイミングを間違えたことかな。

正確な試算をしないでつっぱしちゃったことかな。

思い返せばきりがない。
そんな、人の後悔のお話。

キャサリン・シュルツさん。
この方のTEDプレゼンは、
キャサリン・シュルツ: 間違えるという事 | Video on TED.com
の方が有名なのかな?
ま、これは後で見るとして、
今回見た、「後悔の話」
これはこれですごく深い感銘を受けた。

ちなみに、この方、プレゼンが異常にうまい。
箇条書きのような説明、
聴衆に想像を促す語り口、
実体験を基にした、誰にでもわかりやすい例
など、TEDらしいテクニカルなプレゼンも堪能してもらいたい。

ご自身が初めてタトゥーを入れたときのことを引き合いに、
行動経済学の観点から後悔を分析。

さらには、心理学から”後悔の特徴的な4つの要素”を列挙。

  1. 否定
  2. 困惑
  3. 自分を罰したいという願望
  4. 保続(繰り返し)

どれもよくわかる。
身に覚えのある、原始的な感情なのは間違いない。
誰もがそうでしょう。

しかし、彼女は”後悔の要素”にはもう一つあると主張する。
後悔を経験することで、ある種の「気づき」に到達する。だそうで。
(これは最後にとっておきます)

さて、後悔というのは、基本的には
取り返しのつかない状態の時に感じる感情です。

現代人は、リアルの場と同様にデジタルの世界をも生きている。
デジタルの世界では多くの場合、CTRL+Z でやり直しがきく。
リセットボタンを押せば、前にセーブしたところからやり直せる。
こんな世界に生きている私たちは、
なかなか後悔から立ち直ることはできない。
大きな失望感にかられる。

後悔には台風のような激しさと、梅雨のような持続性がある。
後悔の中心にいるとき、それは永遠に終わらない洗濯機の中にいるような気分にすらなる。
しかし、誰もが後悔を経験する。
何かを選択し、判断しながら生きなければならない以上、
後悔に出会わない生き方なんて存在しない。

では、後悔という苦しみと共に生きるには?
後悔の普遍性に慰めを見出す(みんな同じ仲間なんだ。と気付く)
自分を笑い飛ばす(後悔の種は得てして、人から見たら大した問題ではない)
時間の力を借りる(後悔の感情は時とともに薄れることを認識する)

最後に、彼女が到達した気づき とは?
彼女の名言とともに、ここから自分が何を思うか、それが一番大事なんだ。
目的があって、夢があって、ベストを尽くそうとするなら、
そして人を愛し、その人を傷つけたり失いたくないと思うなら
上手くいかないときに痛みを伴うのは当然。
後悔しないで生きるのではなく、
後悔する自分を嫌いにならないこと。

自分が生み出す、欠点のある完璧でないものを愛しましょう。
それを生み出してしまう自分を許しましょう。

後悔が思い出させてくれるのは、失敗そのものではなく、
自分次第でもっと良い結果を出すこともできたのだ、ということ。

彼女はもともと作家さんらしい。
先に登場した、
キャサリン・シュルツ: 間違えるという事 | Video on TED.com
に関連した本らしいが、↓これも是非に読んでみたい。

まちがっている エラーの心理学、誤りのパラドックス
キャスリン・シュルツ
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TEDオススメ:本物のクリエイターがおしえてくれた。新聞の未来とデザインの役割




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ジャチェック・ウツコは問う「デザインは新聞を救えるか?」 | Video on TED.com
ジャチェック・ウツコは問う「デザインは新聞を救えるか?」

デザイン。その本質とはなんだろう?
きれいなモノを作ること?
芸術的なアウトプットを出すこと?
ブランドメッセージを伝えること?

個人的にはどれも違うと思っている。

デザイナーという職業の人とよく喧嘩をする。
「あなたがやっていることの意味は何ですか?」
「何のためにそれをやるんですか?」
もっと柔らかくいうけど、大体こういうことをいって
相手を怒らせる。

仕事をするうえで関係者とうまい人間関係を構築することは
とても重要なことだが、
その仕事の意味を見いだせないまま進行だけするのは
嫌いだし、ナンセンスだと思っている。

ジャチェック・ウツコさんと仕事をしても、
きっと喧嘩はするだろう。
でも、その喧嘩は苦々しいものではなく、
とても建設的で、清々しいものかもしれない。

彼はアートディレクターとして
そのプロダクトの本来的な存在意義を
明らかにしたうえで、物事を進めようとする。
Whyから始まり、Howを経て、Whatを導き出す。
このプロセスは僕がTEDで一番好きなプレゼン、
サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか | Video on TED.com
でも触れられている。
(このプレゼンに関しては、TEDおススメ:最も心を動かされたプレゼンにも書いた)

なぜそれをやるのか?
どのようにやるのか?
結果、何が生まれるのか?
という順序で物事を考え、
数字的な利益は結果でしかない。

ウツコさんもきっと、サイモンシネックさんと同じ思考回路で
物事を進めているんだろう。

日本では、プロジェクトマネージャー系のビジネス書にウツコさんが登場している。

プロジェクトを変える12の知恵
影山 明
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本職はデザイナーでありながらも、
彼の物事を進めるプロセスというのは
確かにプロマネに求められることかもしれない。

デザインやアートディレクションに関わる仕事
以外の方も、一読する価値あり。

これを読んでから、サイモンシネックの

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う
サイモン・シネック
日本経済新聞出版社
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を読めば、腹落ち具合はより深まるんだろう。

こういうイノベーティブな考え方にたくさん触れられるのが
TEDの一番の魅力で、
たくさんのTEDを見続けることで、
単に考えに触れるだけではなく、
徐々に実践する習慣を身に付けたいもんです。


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TEDオススメ:赤ちゃんの様に英語を学びたい。





 

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英語の勉強をしようとTEDをみはじめた。
まぁ、そんなに簡単に英語なんてできるようにはならない。
TEDの弊害がある。
それは、
内容をじっくり知りたいあまり、日本語字幕に集中してしまうこと。
これはなんつーか、仕方ない。
なので、一回目は日本語字幕ありでじっくり見た後、
Dropboxに保存して、スマホで聞き続ける生活をしている。

最近になってようやく耳が英語に慣れ始めてきたのか、
頭の中で日本語に翻訳しなくても英語のままで意味がなんとなく分かるようになってきた。
こうしてだんだん英語できるようになると良いな。と楽観的に思いながら今日もTEDを聞く。

今日のオススメ1本はこちらの動画。

パトリシア・クール 「赤ちゃんは語学の天才」 | Video on TED.com
パトリシア クール 「赤ちゃんは語学の天才」

赤ちゃんがどのようにして言葉を覚えていくのかを脳科学の観点から説明した内容。

衝撃的だったのは、
赤ちゃんは世界市民であり、どんな言語をも聞き分ける
ということ。
赤ちゃんは複数の言語であっても、それを統計学的に分析し、自分に身近な言語を身に付けていくらしい。

このプレゼンの中で、パトリシア クールおばさまは
人間が果たす役割 という壮大な問題にも触れている。

この実験の過程が個人的には一番衝撃的だったかな。
映像や音声のみで赤ちゃんに外国語を聞かせても、その言語は身につかないという事実。

赤ちゃんが言語を統計処理をするためには、本物の人間が必要なんですって。
言い換えれば、
人間がいることで人間は言語を習得し、その人間がまた人間に言語を習得させる。
人間が果たす役割とは、もしかしたら社会性の連鎖を永久に継続させること

なのかもしれない。

と、結論に関してはパトリシアおばさまは言及していなかったが、
個人的に感じないようで結論付けてみた。

さて、ということはですよ、
子供にしてもしまじろうの英語DVDを見させていたり、
大人にしてもTEDをイヤホンで聞いているだけは
学習効果は得られないってこと?
トホホ です。できるようになってきている気がしたのは勘違いだったのか?
はたまた、大人は統計学的に言語習得するわけではないので
パトリシアおばさまの論説は当てはまらないのか?

謎は深まるばかり。
でも、勉強しようって意識があって、実践していれば
おのずと結果はついてくる。そう信じて明日からもTEDを聞き続けよう。

全然カンケーないけど、子育て時期に読んでおきたいオススメマンガ。
きっと笑って育児ができるはず。(フツーにギャグマンガ的にも面白い)
大人買いして一気読みがオススメです。
↓ママはテンパリスト

ママはテンパリスト 3 (愛蔵版コミックス)
東村 アキコ
集英社 (2010-03-19)


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TEDオススメ:コミュニティーとリーダーシップで世界を変えることが出来る




セス・ゴーディン:我々がリードする部族 | Video on TED.com

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きょうも恒例のTED散策。
懐かしい名前を見つけた。
セス・ゴーディン

かつて就活をしていた頃、
マーケティングという光を帯びたようなカタカナ語にあこがれ、
ONE to ONEマーケティング データベースマーケティングなど、
当時は先端(?)を走っていたマーケティング手法の本を読み漁った。
その時に出会った本のうちの1さつが、
セス ゴーディンさんの「パーミッションマーケティング」という本。

パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ
セス ゴーディン
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もうかれこれ10年以上前に読んだ本なので、詳細までは覚えていないので、
解説はamazonさんに譲るとして、、
今思い返せば、彼が提唱したパーミッションマーケティングという理論は
すでに当たり前のことになっている。
当たり前だからこそ、その真髄を把握するために再度読んでみようかと思った。

さて、この恐るべき先見性を持ったセスゴーディンさんのTEDプレゼン。
セス・ゴーディン:我々がリードする部族 | Video on TED.com
これも非常に見ごたえのある内容だった。
このプレゼンが公開されたのは2009年2月。
今から3年前の話。

マーケティングそのもの話というよりは
「部族」と「リーダーシップ」の話だった。

どういうことか。

人が仕事・生活をするうえで無意識にしていること。
それは、
あらゆるものを変えようとしている
ということ。

そこには
アイデアを創り出すアイデア
アイデアを広めるアイデア

が必要である。

このアイデアが最大化するとき(変化を起こすとき)に必要なのは
金でもシステムを動かす権力でもなくリーダーシップだ

従来の「マスマーケティング」は「平均的なアイデア」を必要とするのに対し、
「部族」*1のアイデアは人々をリードしてアイデアと結びつける。
この部族がたくさんの人間を統一行動させて世界を変え、政治を変える。
部族が部族をまとめあげ、アイデアを広めると、
最初と比べてはるかに大きい集団となり、それは運動(ムーブメント)になる。

「部族」のアイデアを実現するためには
本当の信奉者を見つけることが必要であり、

  • 物語を伝え
  • 部族をつなげ
  • ムーブメントをリードし
  • 変化を作る

それが円環状に繰り返されていく。

世の中にイノベーションを起こしている
リーダーに共通していることは

    1. 現状に挑戦していること
    2. 文化を創り出すこと
    3. コミットすること

 

そして、部族のリーダーは皆カリスマ性を持っている。
しかし、リーダーになるのにカリスマ性は必要ない
リーダーになればカリスマ性ができるのだ。

と、やや引用気味の紹介になってしまったが、
このプレゼンを見ながらその言葉を書き留めずにはいられなかった。

以下私見ですが、
「部族」(コミュニティ)が存在するだけではだめで、

  • それを作り上げるひと、
  • 場の使い方を説明する人、
  • 場をリードする人

がたった数人いればいい。
それだけで世の中の様々なことに変化をもたらすことが出来る。
そしてその先導部分こそが変化の生まれる場所となる。

このプレゼン、まだ1回しか見ていないが、
見れば見ただけ新しい発見がある気がする。
彼がこのプレゼンで伝えようとしていることは、
単なるリーダーシップ論やコミュニティー論にはとどまらず、
世の中の仕組みや仕事への向き合い方、組織の使い方など
様々なことに応用できる。

とにもかくにも、一度見てもらいたい。
その際に、音を聞くだけではなく、必ず映像とともに見ることをお勧めする。
プレゼンの際にスクリーンに映し出されている
イメージ写真の使い方が絶妙に上手い。(これで聴衆の笑いをとり、場を温めているのがわかる)

ちなみにこの方、結構すごい人で、
Yahooの元副社長にして、今ではおなじみのバイラルマーケティングという手法を提唱した人。
今ではあたり間になっているが、15年以上前からマーケティングとテクノロジー(システム)の融合を唱えた。
マーケティングだけではなく、
キャリア・仕事術などに関しても著書があり、(たとえばこんな↓)

「新しい働き方」ができる人の時代
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「見えてる人」になるたった1つの法則
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様々な分野で多大な影響力を持つ方らしい。

あのとき、パーミッションマーケティングという本に出会っていなければ、
今の自分の仕事は違うものになっていたかもしれないし、
このブログを書くこともなかっただろう。

TEDを通じて素晴らしい再会をすることが出来た。

*1:彼が言う「部族」とは、コミュニティと翻訳しても通じる。というか、今っぽい。


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読書レビュー 津田大介さん【情報の呼吸法】




情報の呼吸法 (アイデアインク)

情報の呼吸法 (アイデアインク)

情報の呼吸法、ようやく読み終わった。
いや、正確にはとっくに読み終わってはいたんだけど、
2.5回ほど読んでみた。

1回読み終わって、この本はしっかりレビューを書きたいと思い、
2度目は、気になったポイントだけじっくりと。ほかは流し気味で。
3回目は、ポイントだしっかり読んだ。

結論、、、レビューが書けない。
いや、なんか盛りだくさんで…。
津田さんの主観の部分も多いし、
Twitter生活のテクニック論的な部分もあるし、
文字通り、情報をいかにインプットして、自分に蓄え、アウトプットしていくかという話もあり。。。

なので、最も印象的な部分だけ抽出してみる。

第3章の「情報は発信しなければ、得るものはない」という章が一番のめり込んだかな。
情報を自ら発信することでできるいろんなことが事例交じりで紹介され、
その結論に至った津田さんの考えもとても納得できる内容だった。
正直、あの津田大介だからこそできることなんじゃないか?と思う個所もあったが、
それでもソーシャルメディアを日常で使い、さまざまなところから情報を得ている身としては、
その情報の発信源の目線で情報の扱いを知ることができたのが、個人的にはいろいろ考えさせられた。

今年に入って、このようにブログを始め、
自分で情報を出していく(アウトプットの練習といった側面も強いけど)時に、
この自分の想いや、考えにどのようにして意味を持たせるのか?
価値をつけるのか?をもっと考えていこうと思う。
とにもかくにも継続することがベースとして大事だし。

今はまだ、文章もへたくそだし、
なかなか考えがまとまらないままに書いていることもあるが、
もっと”サクッ”とした内容にできるまで、訓練。
その中に、少しでも、たった一言でも、誰かに価値を見出してもらえれば、
これをやっていく価値になるんだと思う。

あと、細かいところでいえば、
「送金のプラットフォームで社会は変わる」という部分、
すごく短いパラグラフなんだけど、
なんか衝撃を受けた。
これまで、人が発信した情報へのリアクションとして、
リツイートしたり、いいね!したり、たまにコメント出したりというのはあったが、
どうもしっくりこなかった。
なんか、評価が簡単すぎるんだよね。
でも、ここでいう送金プラットフォームができれば、
受け取った情報に対して、至極わかりやすい形でリアクションができる。
「有料の情報には価値が眠っている」という章もあったが、
受け手の意思で情報を有料にする と考えればいうのは、
ギブアンドテイクのやりとの中でも、なんかすごく理にかなっていると思った。

この本は、まだ読んでいない人にはぜひ読んでもらいたい。
この本(というか、津田大介さんの考え)に同調できる人が増えれば、
情報の役割はまた一段と大きなものになるんだと思うわ。
そして、個人的には、1年後くらいに改めて読み直したい。
1年後の自分は、価値ある情報をしっかりとギブできているだろうか…?


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