TEDオススメ:コメディアン風ブックデザイナーが示す電子書籍の未来





 

Chip Kidd: Designing books is no laughing matter. OK, it is – YouTube
↑英語字幕版はこちら

チップ・キッド 「笑い事ではないけど笑える本のデザインの話」 | Video on TED.com
↑日本語字幕版はこちら。

f:id:hkei16:20120502004915j:image

このオッサン、どう見てもアメリカのコメディアンにしか見えませんが、
れっきとしたグラフィックデザイナー。
というか、ブックデザイナー。
彼が手がけた本で最も有名なのは、、

f:id:hkei16:20120502004914j:image:w360

これでしょう。

<

ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
マイクル クライトン
早川書房
売り上げランキング: 19064
ジュラシック・パーク〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
マイクル クライトン
早川書房
売り上げランキング: 19021

すでに懐かしい感じすらある、ジュラシックパークですが、
でも、表紙のこのT-REXの骨格イラストを一目見ただけで、
ジュラシックパークを思い出せるくらい有名なデザイン。

もしくは、、

1Q84
1Q84

posted with amazlet at 12.07.02
Haruki Murakami
Knopf (2011-10-25)
売り上げランキング: 1018

これ。
アメリカ版 Haruki Murakami 1Q84 もチップキッドさんの作品。

デザインというものは難しい。
とくにそれがサラリーマンデザイナーの仕事になると、
かわいそうなくらいクリエイティビティがなくなることがおおい。
(そんな個人的な想いは、↓過去エントリーでも書いた気がする
TEDオススメ:本物のクリエイターがおしえてくれた。新聞の未来とデザインの役割

このチップキッドさんはデザイン、とくにブックデザインには特別な想いを持って仕事をしている。
プレゼント中のこの言葉にすべてがあらわされている。

「ブックデザイナーは三者に責任を負っています。
読者、出版社、そして何よりも著者に対してです。
私はみんなに著者の本を見て『すごい、これ読まなくっちゃ』と思わせたいのです。」

 

彼が創る作品にはストーリーがあり、
著者のスタイルを最大限に引き出す心遣いがあり、
何よりもシンプルで美しい。

電子書籍か、紙の本かという議論はもちろんあるが、
彼のようなブックデザイナーがいれば、
紙の本の価値は高められ、
それは単にコンテンツにとどまらない作品として
重宝されることだろう。

このブログの中でも、自分が興味のある
電子書籍やTEDのことにはかなり書いてきてはいるが、
彼のプレゼンに一つの答えを見出した気がする。

単に面白そうなオッサンというわけではない。
彼こそが紙の本が行く先を指し示すエバンジェリスタなのかもしれない。
終始笑いに包まれるプレゼンで、本という芸術の未来を見た。


follow us in feedly


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です