TEDオススメ:成功⇒幸福なんじゃない。幸福⇒成功なんだ。~プレゼンの極意とともに~




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TEDでショーン・エイカーという人のプレゼンを見た。

ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」 | Video on TED.com

「幸せになるためには努力し、成功しなければならない。」
とてもステレオタイプな考えで、意識しなければ
この考えに疑問を持つことすらあまりないだろう。

しかし、このプレゼンはこの考えを完全に否定した。

そのプロセスのプレゼンが面白く、かつとても納得できる内容だった。
プレゼンテイターは、ショーン・エイカーというおっさん。
このおっさんは面白い。
プレゼンの内容を見るに、
心理学とか脳みそ系のえらい学者さんなんだと思う。*1

何が面白いって、そのプレゼンの手法。
12分くらいのプレゼンの中で、
前半5分くらいは、もう完全にオーディエンスの
笑いを取りに行っている。
会場の空気を温めてから本題に入る。

ただし、その笑いも本題である「幸福と成功の意外な関係」という
ところへスムーズに誘導するための布石に過ぎない。
誰もがその場面をイメージできるよう、
最初に自分の子供のころの日常的な体験から入る。
こうすることでオーディエンスの気持ちのハードルを下げ、
興味を自分の話に向かせることに成功する。

この昔話をきっかけに本題へ入っていくのだが、
そこにも笑いのトラップがある。
いきなり難しい話に突入するのではなく、
スライドにグラフを映し出す。
このグラフが何をあらわすグラフなのかという
具体的な説明は一切なく、
そのグラフを一目見たときに気付く
特徴だけを(笑いとともに)説明する。
もう会場は爆笑の渦。

本人もオーディエンスもテンションが高まる中、
話は徐々に専門的な領域に入っていく。
ここでも難しい話は一切いれず、
体験的にイメージしやすい話で簡潔に説明。
笑いの山が落ち着いたところで、重要な言葉をはさむ。
「必ずしも現実が私たちを形作るのではなく、
脳が世界を見るレンズによって私たちの現実は形作られる」


さらに、
「そのレンズを変えれば自分の幸福を変えられるばかりでなく、あらゆる学習や仕事の結果を変えることもできるのです」
と。

だらだらと専門的に説明するのではなく、
話題の間でキャッチーな言葉で結論をズバッと言い放つ。

ここからクライマックスに向け、笑いの陰に隠れていた重要なキーワードが
矢継ぎ早に繰り出される。

「現状へのポジティブさの度合いを引き上げられれば、その人の脳は”幸福優位性”を発揮し始める」

「ポジティブな脳は(中略)…知能が上がり、創造性が高まり、活力が増大する」

「幸福と成功の法則をひっくり返すことが出来れば、自分の脳に本当は何ができるのか見えてくる。」

最後に、脳がポジティブなるように訓練する方法を披露していただきます。

・ありがたく思うことを毎日新たに3つ書くということを21日間続ける。
(ポジティブな考えを身に着けることを習慣化させる。)
・過去24時間のポジティブな考えを日記に書き、脳にそれを追体験させる。
・意識して親切な行動をとる。
だそうです。

プレゼンの手法からその内容まで、
笑いながら、頷きながら 最初から最後まで集中しながら
一気に見ることが出来る。
先日も書いたTEDに関するエントリー↓

TEDおススメ:最も心を動かされたプレゼン

に登場した珠玉のプレゼン↓

サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか | Video on TED.com

に勝るとも劣らない、おすすめプレゼン動画でした。

ちなみに、この人の本。↓ 一時期ちょっと話題になってましたね。

幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論
ショーン・エイカー
徳間書店
売り上げランキング: 1191

*1:すんません。ちゃんと調べていない


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