TEDオススメ:SNS全盛だからこそ。たった一つの「いいね!」であなたのことは全て見透かされる





bigdata

Facebookにとって、”ユーザーは顧客ではなく製品だ。”

結構衝撃的な言葉ですね。
でも、事実です。

ソーシャルネットワークが進歩し、
様々な情報をもつSNS企業にとって、
そのサービスのユーザーは
ターゲッティング広告のための素材であり、
BtoB領域で商売をすための情報源でしかない。

さて、今やFacebookだったり、Twitterだったり、
SNSにアクセスしない日は一日もないくらいに
僕たちの生活に浸透している。

そこに投稿した情報やアクセス履歴は
膨大な情報量となり、SNS企業を潤している。

この状況に警鐘を鳴らす人は少なくないだろう。
今回のTEDプレゼンターのジェニファー・ゴルベックさんもその一人。

彼女はネット上の情報解析の研究者。
彼女が本気を出せば、
一個人の性格や交友関係だけでなく、
犯罪歴や友達のパーソナリティーまで手に取るようにわかってしまうことだろう。

類は友を呼ぶなんて言葉もあるが、
この言葉は単に日本の諺というだけではなく、
社会学でいう、「同類性」という立派な理論として成立している。

FacebookはTwitterの様にインタレストグラフでのつながりではなく、
人と人との繋がりである場合が多いので、この「同類性」という理論が
そのまま当てはまってくる。

つまり、あるFacebookページに「いいね!」とした人を基準に
様々なデータとロジックを組み合わせることで
行動パターンをあぶり出し、それに類似したセグメント層を抽出する事が可能になる。

最初の「いいね!」とそのセグメントには一見何の因果関係もなさそうに見えるが、
ところが研究者にしてみればそれはしっかりとした線でつながっている。

これもいわゆるビッグデータの領域ではあるが、
この分野の研究が進むにつれ、さまざまな社会問題が顕在化し、
そしてこれからも拡大していくと彼女は予想する。

では、この問題はどのようにすれば解決、または緩和されるだろうか?

①政府を巻き込んで法整備をする。
今でこそ、個人情報保護法などである程度の情報への規制処置は取られているが、
それをさらに拡大することが必要だと。
・・・これって、僕の感覚だと、絶対に不可能。
国がそんなに柔軟な対応をするわけがない。
って思ってたら、彼女もまぁ、無理でしょ的なことを言っていた。

②科学を使うこと。
彼女はこちらの方が現実的だと認めている。
つまり、今まで研究されてきた情報解析の手法を利用して、
危険な投稿にはアラーとを自動で出すとか、
もしくは投稿のすべてを暗号化するということ。

この時、じゃあ、みんなの投稿が全部非公開になったら
あなたは困らないんですか?という疑問にも答えてくれている。
彼女の答えはこうだ。

私の目標はユーザーの情報から何かをあぶりだすことではなくて、
人々のオンラインにおける交流を改善することだからです。
そのために人々のデータから推測をすることもありますが
皆さんがデータの利用を望まないのであれば
皆さんにそう言う権利があるべきだと思います。
我々が開発するツールについてユーザーは知らされ同意の元で使われるべきだと思います。

立派です。
この人になら個人情報預けてもいい。そう思いました。www

科学はあくまで世の中の改善や発展のために使われるべきであって、
一企業や個人の私利私欲のために使われるものではない。

そしてこの情報の問題もツールや研究が進めば、
決してやましいものではなくなり、
ユーザー自体が知識と技術を持つこととなり、
情報のさらなる有効活用が実現すると確信した。

実に今風な、SNSと情報の関係性を改めて認識できる良いプレゼンでした。

とはいえ、今話題のビッグデータ。
使い方次第では毒にも薬にもなる。
しばらくは勉強しておいた方がいいだろう。

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