TEDオススメ:教育に創造性を!子供が持つ独自性が未来を切り開く!





TEDオススメ

久々にTEDオススメのエントリーを書くことが出来ました。

今まで、100本を超えるTEDを見てきたけれど、なんで今までこれを観なかったんだろう?というくらいに有名で、内容も素晴らしいTEDでした。

 

僕は教育に最近興味があるらしい。

TEDの中にも教育に関するプレゼンは多々あるし、そのほとんどが名作と呼べるほど興味深い内容になっている。

その中でも今回のTEDは本当に心を打たれた。

 

僕には今、3歳の息子がいて、そして9月頭には二人目の子供が生まれる。

そんな中で、従来の教育に疑問を抱き、未来の教育に興味を持ったのは必然だったのかもしれない。

 

ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」

 

 

さて、この動画の中で陽気に、そして真面目に教育について語っているのは、

ケン・ロビンソンというおじさん。

このオッサン、話自体も面白いんだけど、笑いをとるところと真面目に訴えるところとで

上手に話し方を切り替え、本当に聞かせたいところを聴衆にしっかりと聞かせている。

これは完全にプレゼンのテクニックなんだろうなと思った。

(声のトーンや、眼差しもうまく切り替えているのがわかります。)

 

さて、内容に関して簡単にサマると、

大きく言うと、①創造性 ②予測不可能 ③子供たちの潜在能力である独創性

この3つ。この3つをひっくるめた、これからの「教育」の話。

 

子供というのは、本当に独創的で、その創造性、そして創造性がもたらすことは予測不能であることが多い。しかし、世の教育はこの創造性を封印することを強制し、独創性を発揮しようものなら、「失敗」という烙印を押してしまうことすらある。

そのため、子供たちは彼らの才能でもある独創性を封印せざるを得なくなる。

 

なぜ、こんなことが起こるのだろうか?

それは、学校教育が、「知識」を学習の最上位概念であると勝手に定義づけてしまったから。

19世紀以前に、産業社会主義のニーズから勝手に教育分野に優先順位をつけてしまった。

優先順位は①働くために有用な科目 ②学力 この二つでつけられることになった。

 

かつては大学を卒業し、いい会社に入ることが良い人生とされた。(これは日本も外国も変わらないらしい。)

そんな中で、仕事をするのに役に立つ教科(数学や外国語)の優先順位が持ち上げられ、

役に立たない教科(芸術や体育)は二の次とされた。

また、この教育システムを構築したのが学者であり、つまり、大学のイメージだけで教育が構成され、教育というものは、大学に続く長いレールになってしまった。

 

はたしてこの教育は正しい教育なのだろうか?

 

彼は、教育について3つのことがわかっていると述べます。

①知性は多様である。

子供は、いや大人であっても、この世界を様々な視点で捉えます。頭で考えるだけではなく、匂いや、味や音で世界を認識することだってあるし、止まってわかることも、動きながらじゃないとわからないこともある。こういう多様性を知識は包括している。

 

②知性はダイナミックでインタラクティブ

ここでいう知性は、創造性と言い換えたほうがイメージしやすいかもしれない。

引用になるが、彼が言っていることがまさにわかりやすい。

創造性とは、独創的で価値あるアイディアを構築するプロセスのことだと思います。創造力は様々な分野や価値観の相互作用によって生まれます。

③知性とは比類なきもの

画一的な学校教育にとらわれてしまうと、その範疇から外れた才能や考えは、ともすれば”学習障害”とい烙印さえ押されてしまう。

しかし、学習障害って、障害なんだろうか?算数が出来ないけれど、ダンスで抜群の才能を持っている子供は、学習障害者なんだろうか?算数が出来る子よりも劣っているのだろうか?

そうではない。知性(=独創性/創造性)は唯一無二の個性であり、尊重されるべきものなんだ。

 

そして、彼はこの教育問題に、一つの回答も示してくれた。

それは、「人類生態学」という新しい概念を取り入れること。

人類生態学とは、人間は豊かな可能性を持っているという新しい考え方を築くものであり、

人間が持つイマジネーションという宝物をいかに賢く活用するかということ。

彼の最後の言葉にすべてが凝縮されている。

人間の限りない創造性が私たちの生を豊かにすることを知り子供たちが未来の希望であると認識することです。子供をあるがままに育てなくてはいけません。私たちが未来を見ることはないかもしれませんが、子供は未来を生きていくのです。私たちの役割は子供たちが未来を創る支えとなることです。

 

以上、全然簡単ではないサマリーでしたが、

僕はこのTEDから、本当にいろいろなことを考えさせられた。

 

たとえば、今ビジネスの現場では、地頭・ロジカルシンキング・データから読み解く力・PDCAなどあらかた体系立てられた様々なスキルが必要とされている。

従来の教育の延長戦にあるようなこれらのスキルは、もちろん重要だと思う。

でも、ビジネスの形が今までと変わってしまったとき、これらの能力は

おそらく意味をなさなくなる。

人と同じスキルが求められ、そのスキルには点数がつけられ、その点数が高ければ高いほど優秀であると定義づけられ、経済的にも社会的にも勝ち組になる。

 

では、

数学よりも美術が得意で、理論よりも直感で物事を判断し、データではなく経験値から物事を読み取り、PDCAを回さずに、PとDを貫き通すような人は、どの様な評価を下されるのだろうか?

おそらく、現代では伝説になるか、全く陽の目を見ないかどちらかだろう。(90%以上は後者だろう)

 

でも、僕は思う。

世の中的にこの考え方に疑問を持ちませんか?

勉強ができる人だけが登れる階段しかないのだとしたら、そこに新しい考え方(独創性)は薄れてしまいませんか?

学校教育というレールからはみ出した人が登る階段の先に何があるのか、見てみたいと思いませんか?

僕はそこに興味がある。

TEDを見続けて、僕は自分の階段をだんだん見つけられている気がする。

 

その階段は、レールから外れた階段なのかもしれない。

それはそれで構わない。

その階段の最上階に何があるのか?

そろそろ見に行ってみようかな。

このTEDを見ながら、僕は1冊の本が頭をよぎった。
ちきりんさんの、「未来の働き方を考えよう」という本。
主張が全く同じ という訳ではないが、
教育という分野にしても、ビジネスという分野にしても
今後は多様性を持つことが重要といか、必然であり、
その方向にシフトしていかなくてはならないと思っている。

これに関連して、同じくビジネス関連でいえば、
「Work Shift」も同様に、多様性を持って働き方を見直しましょうというお話。
どちらも関連付けて読んでみれば新しい発見があるかも。


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