TEDオススメ:世の中はアイデアの交換でできている。





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アイデアのセックスとは?

 

マット・リドリー: アイディアがセックスするとき

 

何やら刺激的なタイトルで、前々から気になっていたTED動画。

ワクワクしながら(?)そのプレゼンをみて、すごく後悔した。

「なぜもっと早く観ておかなかったのか」と。

 

人間が今の生活水準を享受できるようになった過程と、

そして今後人類がどのようにすればより豊かになれるのかを

様々な角度から理論的に説明してくれている。

Ideas worth apreading.

TEDオススメ、ここにあり。

全てはこの画像をベースに展開される。

石斧マウス

 

とにもかくにも、この名プレゼンを観てほしい。

サマリーを書くことは難しいから。

簡単にまとめてしまっては申し訳ないくらい、

壮大で多面的なないようだから。

なので、ポイントだけ。

 

最高のアイデアの組み合わせ方とは?

 

僕の持論として、新しいアイデアというのは、決して自然にポンッと出てくるものではないと思っている。

まれにそういう、神が降りてくる的な瞬間はあるが・・・。

TEDオススメ:アイデアが生まれる。神が降りてくる的な瞬間。

↑そういう神秘的な話はこのエントリーに書いた。

 

基本的に、アイデアは既存の事象や考えの組み合わせや応用でしかない。

有名どころだと、オズボーンのチェックリストというのがありますね。

こちらブログでとても分かりやすく解説してくれています。

アイデアを大量生産できる最強のフレームワーク「オズボーンのチェックリスト」

オズボーン

では、さらに一歩踏み込んで、こうして出てきたアイデアはどのような結末を迎えるのか?

いつまでたっても変化しないアイデアと、

時代に応じて変化するアイデアがある。

異なったアイデアの集合体となることで、アイデアはさらに組み合わせを進め、

その時々で必要な内容に進化していくことが出来る。

この進化によるアイデアの累積を、このTEDのプレゼンター、マッド・リドリーさんは、

「アイデアのセックス」と呼んでいる。

 

では、アイデアのみに限らず、文化的な進化において

このセックス(交配)と同じ効果をあげる変化は?

それは、”交易”である。

交易は人間に特有の文化であり、人間以外の動物では、文化の交換が行われない。

 

なぜ、アイデアの交換で人類の様に生活水準を高めることが出来るのか?

マットさんはこう述べている。

交換によって加速度的に得られるものが増加し、

さらに、交換は専門性に加速をつける。

専門化がさらに交換を促進する。

これがスパイラル的に促進されることで、

時間・技術・知識、、、様々な分野で”豊かさ”が産み出される。

 

製品は誰が誰のために作るのか?

アイデアが好感されていない製品(石斧とか)は、

自給自足で作られる。

一方、アイデアが交換された製品は、

人が他人のために作る。

つまり、人類は互いのために働く。

専門性と交換によって相互の生活水準を引き上げているのである。

 

これは、製品が作られる工程だけの話ではない。

ビジネス全般においてもあてはまることだと思う。

ビジネスとは、とても乱暴に言ってしまえば、

”顧客に対して新しい価値を提供し、「昨日より良くなった」「昨日より楽しくなった」と思ってもらうこと。そしてその対価としてお金をもらうこと。”

このスパイラルがビジネスの基本だと思っている。

そう、ビジネスとは、働く(傍を楽にする)ことなのだと、

改めて思い知らされた。

 

誰が作り方を知っていたのか?

石斧の場合、作った人が作り方を知っていた。

マウスの作り方を知っている人は?・・・世界中に一人もいない。

石油を掘り、プラスチックを作り、センサーを作動させるためのプログラムを設計し、

組み立て、デザインし、、、、全体を把握するのは不可能なほどにさまざまな人間がその専門性を持ってマウスを作っている。

この全行程を知っている人間なんて一人もいないのだ。

 

ビジネスにおいても同様で、

断片は知っていても、全体は知らない。

これが当たり前。

 

人間社会の中で交易と専門化を通じて私たちが成就したのは

私たちが理解すらしていないことを成し遂げる能力。

テクノロジーを用いれば、自分自身の能力を超えることを成し遂げられる。

社会にとって意味があるのは、

人々がいかに上手にアイデアを伝達しあっているか、

如何に上手に協力しているかであり、

その集団の個人がいかに賢いかではない。

 

人類は交易という文化を通じて巨大な「集団脳」を創り出した。

科学技術を一歩一歩進化させているのは、一人の優れた技術者ではなく、

この集団脳を構成している人類一人一人であり、その一人一人のアイデアの交換であり、

アイデアの出会いと交流なのです。

 

と、結局サマリーみたいになっちゃったけど、

この大プレゼンの本質はもっと深いところにある。

このエントリーに出会ってくれた方には、必ず上に貼った動画を観てほしい。

ビジネスの捉え方が変わる。

人生観が変わる。

何より、TEDの素晴らしさを再認識することが出来るだろう。

 

彼の主張をもっとじっくり知りたい方は、こちらも参考になりそうです。

 

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