書店には何冊もの自己啓発系の本が並び、そしてそれらはそこそこ売れているらしい。
うん。気持ちはわかる。
こんな世の中で、これから自分がどのようにして生きていくべきか、
もちろん自分で考えて行動しなきゃならないんだが、それでも何かに「期待」して
それらの本を手にとってしまうんだろう。
で、今回オススメしたいのがこの本。
『夢をかなえるゾウ』
著者は水野敬也さん。
著書はほかにも、
『ウケる技術』
『四つ話のクローバー』
『「美女と野獣」の野獣になる方法』
文藝春秋 (2010-10-08)
売り上げランキング: 1,817
など、最近話題の作家さんです。
この、夢をかなえるゾウという本は、おそらくジャンル的には
自己啓発などにカテゴライズされるんだろうけれど、
でも、読み終わった感想は、小気味の良い小説といった感じ。
本当にザクザクと、短時間で読めてしまいます。
なので、いったん騙されたと思って読んでみてください。
簡単にポイントだけ書くと、、
- 人生で成功するための鍵は、すでにみんな知っている。
- 知っているのに成功する人としない人の違いは、
- その鍵を行動の中に意識して取り込むかどうか。
- 取り込んだうえで、1つずつでも実践する事。
- 世の中の法則と自分自身が招いた結果のずれを認識しすることで成長につなげる。
- 自分の好きなこと・得意なことで人を喜ばせ、それを自分の喜びに替える。そうすれば、ヒトカネモノが集まってくる。
- 何かを待っていても何も起こらない。「今」から始める。
- 毎日いろいろなことに感謝する。
こうやって箇条書きにすると、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思うだろう。
そのとおり、成功のカギは、当たり前のことでしかない。
この本の中で、ガネーシャという神様が面白いことを言っていた。
成功のカギはすべて、本棚の中にある。今までに読んだ本の中に、こんなことはすべて書いてある。
期待を持って自己啓発書を読み、興奮状態で成長の鍵を知ったつもりになる。その繰り返しでは何も成長しないし、成功はしない。
こんな様なことだったと思う。
まさにその通りだなと思った。
僕はこのアタリマエのことしか書いていない本を読んで、
アタリマエのことを当たり前にできる毎日を過ごそうと思った。
今日で約1週間、「ガネーシャの課題」全部ではないが、一日何個かは意識して実践するようにしている。
清々しく、前向きな1週間だ。
そしてこの本の巻末には、夢かなえるゾウを執筆するにあたっての参考文献が多数掲載されていた。
錚々たる名著だらけだ。(知らん本もあるけど)
これらの本のエッセンスがすべて詰まった『夢をかなえるゾウ』。
もうこれ一冊で十分じゃないかという名著でした。
参考文献の一部を列挙します。
角川書店
売り上げランキング: 680,003
キングベアー出版
売り上げランキング: 67,127
徳間書店
売り上げランキング: 21,202
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 348,805
売り上げランキング: 1,335
日経BP社
売り上げランキング: 535
売り上げランキング: 1,300
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 9,608
創元社
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他にもいくつかありますが、有名どころだけ掲載しておきました。
あと、このゾウのお話、続編も出てます。
売り上げランキング: 9
こちらもよろしければ。
5月14日、第二作の方もレビュー書きました。
【本のオススメ】夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神~貧乏神から嫌われるための教科書~